JR三島駅近くで車を借り、山中湖へ。「旅酒」購入のため道の駅で休息をとった。無料で利用できる足湯があり、間近に雄大な富士山を楽しめるそうだが、この日はあいにくのお天気で心の中で富士山を想う。翌日は、「旅酒」箱根を求めて仙石原へ。すすきが見頃の時期で、近くの駐車場に車を止め、風に揺れるススキの中をのんびりと歩いた。壮大な景色を楽しんだ後は、箱根の山を一気に下る。箱根三島スカイウォークに立ち寄り、日本一長い吊り橋に挑戦。渡り始めは微妙な揺れと高さに足がすくんだが、途中からは駿河湾と日本一の富士山を眺める余裕ができた。やはり何度見ても富士山の姿は美しい。途中、ご当地グルメ、みしまコロッケを食べに地元で人気のお店に立ち寄った。サクサクの衣にホクホクの芋で美味。今夜の宿に向かうルート上にある世界遺産「韮山反射炉」を見学。すぐ近くの茶畑に上ると展望台があり、反射炉と富士山を同時に見渡せた。時間の関係で断念したが、茶畑では茶摘み体験ができるそう。次回はぜひ体験したい。

伊豆高原のホテルは、緑に囲まれた隠れ家のような建物。ラウンジにワインなどのフリードリンクが用意されており、ゆったりと過ごせた。金目鯛と静岡のブランド牛「あしたか牛」の夕食をいただき、温泉に浸かって気持ちよく滞在できた。最終日は修善寺方面へ。天城越えで有名な「浄蓮の滝」を見た後は、おそばの名店へ。水がおいしい土地のお蕎麦が美味だ。わさびの三杯漬けを初めて食べたが、ほのかにわさびの辛みがあり、箸休めにぴったり。お店の方に作り方を教えてもらい、自宅で挑戦。日本酒との相性はバッチリだった。

富士山・富士五湖:道の駅すばしり 箱根:ローソン箱根仙石高原店 伊豆:ルネッサ赤沢

湯本温泉は、神奈川県の箱根にある温泉地で、東京方面からは小田急電鉄の「ロマンスカー」を利用すると便利です。所要時間は約1時間半です。箱根温泉の歴史は古く、湯本温泉は、塔ノ沢温泉、堂ヶ島温泉、宮ノ下温泉、底倉温泉、木賀温泉、芦之湯温泉と共に「箱根七湯」と呼ばれています。また、湯本温泉は、箱根温泉の玄関口になります。

箱根の旅酒は、湯本温泉街にある明治25年創業の老舗酒屋「酒岳堂」で購入しました。「酒岳堂」さんの店舗は、ちょっと目を引くユニークな建物で、県内ブランドの地酒や有名な日本酒、焼酎、そして世界に名を馳せる銘酒まで数多く取り扱っており、まるで「お酒の博物館」のようです。旅酒の醸造元は、創業1789年の老舗酒蔵「井上酒造」で、代表銘柄に「箱根山」があります。今回は、旅酒と一緒におつまみを購入して、店内にある腰かけ椅子に座らせてもらって一杯やりました。以前に、ゴールデンウィークを利用して「箱根七湯」巡りをしていますので、今回は温泉には入らずに帰りました。

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旅のメモ
【箱根湯本温泉の特徴】
・泉質:単純温泉、泉温:30~80度、効能:神経痛

【酒岳堂】
・住所 神奈川県足柄下郡箱根町湯本 637
・営業時間 9:00~17:30