【地酒コラム】呑み鉄で巡る酒蔵と歴史文化の町、出雲・松江

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2021/08/27
神の国、出雲。

大国主大神が天照大御神へ国譲りをされた地に造られた、出雲大社(いずもおおやしろ)。縁結びのパワースポットとして知られ、多くの人が一度は訪れてみたいと願うところ。
出雲大社へは、出雲市駅からバスで揺られること30分ほど。
広々とした空の下、山に抱かれるように建ち並ぶ、国宝の本殿をはじめとした社殿の数々は重厚そのもの。心静かに詣でて、神々の息吹きを感じ取りたい。

  

出雲大社の西側に位置する神楽殿の大注連縄は、日本最大級となる大迫力の5トン超。
フォトスポットになっているので、こちらを訪れるのも忘れずに。


神々の国には、旨し酒あり。

出雲市駅の近くには3軒の酒蔵があり、そのうちの1つ旅酒3番"松江・出雲"の板倉酒造には徒歩で20分ほど。
出雲大社の近くから汲まれた仕込み水は、とても軟らかく、清らか。その水と、出雲の地で育てられた米で醸された酒・天穏は、正に滋味。
ひやでよし、燗なら尚よし。食事に寄り添ってくれる優しさがあり、地元で獲れた海の幸、山の幸との相性は抜群。

   

     様々な種類の地酒を試飲をさせて頂いた「板倉酒造」



出雲で心も体も満たした後、松江まではゆっくりと鉄路をゆく。
車窓から宍道湖を眺めながらの呑み鉄は、旅先ならではの最高のひととき。

      

     出雲大社・出雲・平田・松江を結ぶ「ばたでん」



江戸時代、松江藩の中心であった国宝・松江城。濠が巡る風情ある城下町には歴史文化に酒蔵あり、見所いろいろ。可能であるなら松江と出雲で1泊ずつして、それぞれの雰囲気、そして日本酒を心から楽しんでいただきたいと思う。