【地酒コラム】熊本・阿蘇小国の日本酒づくり

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2021/06/30
九州のほぼ中央、福岡県と大分県の県境に位置する熊本県阿蘇郡小国町は、2024年から千円札の「顔」になる北里柴三郎の故郷です。
九州の主要な都市からは少し離れたところに位置する、故に自然が豊かで、心癒やされる景色が広がっています。

  


弘法大師も訪れたといわれる杖立温泉では、毎年4月~5月、鯉のぼり祭りが開催されており、空を、川を、色とりどりの鯉が泳いでいます。

阿蘇火山の恵みである温泉、そして水。

小国町の河津酒造で使用される水はすべてその天然湧水、そして吟醸酒の黄金比(YK35)の一つ「熊本酵母」でお酒を醸しているそうです。
「熊本酵母」は、大まかにいうと「きょうかい9号酵母」のことを言い、すなわち日本全国の酒造りに大きく貢献した酵母の一つです。
日本酒(清酒)づくりが必ずしも盛んではなかった熊本の快進撃、熊本の地で日本酒づくりに邁進した先人たちのおかげで熊本の日本酒の今、美味しい吟醸酒の今、はあるのかもしれません。

※YK35=山田錦、熊本酵母、35%精米歩合