【地酒コラム – 連載中】第5話 酒屋さんとの付き合い方

2020/12/09
まず、店員さんに気軽になんでも質問することが最初の第一歩です。
同じ酒蔵のお酒でも造りに応じて銘柄も異なります。

例えば、焼酎ですと白麹、黒麹、黄麹といった麹が異なることで銘柄も味わいも違ってきます。
また、気に入ったお酒が見つかり試飲せずに 1 本(四合瓶)などを買ってしまうと
好みに合わない場合は、そのお酒を無駄にしてしまうことになりますので、
店員さんにそのお酒を卸している飲食店を紹介してもらってお店で飲むのもひとつの方法です。
 

 
一般的にいい酒屋は、いい飲食店、いい居酒屋と取引きをしているケースが多いです。
また、お酒は冷や、常温、熱燗など角度を変えて飲むとまた一層味わい深くなることもありますので、
飲み方についてもいろいろとアドバイスをもらうように心がけています。

なじみの酒屋さんに通いつめていくうちに、
お酒の瓶の向こう側にいる造り手の想いを店員さんから聞けるようになれば、
その酒屋さんとの人間関係が構築できたことになります。

このような間柄になりますと、
少量生産の希少価値が高いお酒もお店の裏から出してきてくれることもあります。
幻のお酒を手に入れられた時には嬉しくて、その夜はそのお酒を抱いて寝たくなります。

とにかく、いい酒屋さんと出会ったならば、とことん通い詰めることが大切です。