【地酒コラム – 連載中】第17話 ふる里の地酒を愉しむ~佐賀編

2021/05/13
焼酎文化が根強い九州地方ですが、佐賀県は製造においても消費においても日本酒が主力になっています。
現在、県内には27の酒蔵がありますが、最盛期は700を超える酒蔵があり、米どころ、酒どころでもありました。佐賀県の気候は、県中央部の天山山系を境にして、北部は日本海側気候、南部は内陸性気候のため全般的に温和な気候となっています。

佐賀のお酒は、北の背振山と南の多良岳の良質な伏流水を仕込み水に使用した造りで、濃醇でまろやかな甘口が特徴です。近年では、海の幸や山の幸に合わせた酒造りも盛んに行われており、“海の甘口、山の辛口”とも言われています。
旅酒の蔵元、窓乃梅酒造は創業以来300年以上続く歴史ある県内最古の酒蔵で、日本酒文化の担い手として「良品適価」を心がけ、伝統と日本酒文化の花を咲かせることを経営理念にしている蔵元です。

佐賀の代表的な郷土料理に「呼子のイカ」、「竹崎かに」、「佐賀牛」などがあります。B級グルメに「シシリアンライス」がありますが、佐賀の隣にある長崎の「トルコライス」に対抗する形で、トルコの隣国がシリアであることから「シシリアンライス」と名付けられたそうです。
また、日本三大美肌の湯「嬉野温泉」、朱塗りの楼門がシンボルの「武雄温泉」、ぬる湯が名物の「古湯温泉」などの名湯があります。佐賀の名湯に郷土料理と地酒を堪能されてはいかがでしょうか。