【地酒コラム – 連載中】第28話 ふる里の地酒を愉しむ~千葉編

2021/11/10
関東地方の南東部に位置する千葉県は、三方を海で囲まれていることから、比較的温暖な気候になっています。気象条件や土壌条件に恵まれた千葉県は、梨の生産量日本一を誇ります。
現在、県内には39の酒蔵がありますが、蔵がある地域によって使用する仕込み水や酒造米が異なるため、蔵独自の個性的な酒造りが行われています。千葉のお酒は、スッキリとした辛口の傾向があります。
旅酒の蔵元は、「月の沙漠」ゆかりの地、御宿にある創業300年近い老舗酒蔵の岩瀬酒造で、1986年に開催された東京サミットやJALの国際線ファーストクラスで使用された由緒ある酒蔵です。また、酒造りの大半を伝統的な手法「山廃仕込み」で行っており、長期熟成の古酒にも力をいれている蔵元です。


  


漁師町である御宿の郷土料理には、アジ、サンマ、イワシの「なめろう」や「卯の花漬け」などがありますが、一番は「いわしのゴマ漬け」でしょうか。ちなみに、青魚を味噌と薬味で叩いた「なめろう」は千葉の房総半島沿岸が発祥の地と言われています。
また、県内には全国的に有名な「東京ディズニーランド」「東京ディズニーシー」を筆頭に「鴨川シーワールド」や「マザー牧場」などの質の高いテーマパークが数多くあります。
テーマパークとあわせて、旅のプランを立てられてはいかがでしょうか。