【地酒コラム – 連載中】第29話 ふる里の地酒を愉しむ~埼玉編

2021/11/25
埼玉県は内陸性の気候のため、夏は暑く冬は寒い地域です。現在、県内には40もの酒蔵があり、酒蔵数は関東地区で2番目、日本酒の生産量は全国でトップクラスです。
埼玉のお酒は、荒川と利根川の伏流水を仕込み水に使用しており、全体的に軟水のため口当たりの良いまろやかな味わいになっています。
埼玉の旅酒の蔵元は、深谷市にある創業1848年の老舗酒蔵「藤橋藤三郎商店」で、郷土の偉人である渋沢栄一の「忠恕の心(真心と思いやりの精神)」をモットーに酒造りを行っている酒蔵です。代表銘柄に『東白菊』がありますが、東は関東の意、白は清らかさ、菊はお酒の香りを表現しています。

  


秩父・長瀞と言えば、県内屈指の観光エリアですが、春は「秩父・羊山公園の芝桜」、夏は「長瀞のライン下り」、紅葉の季節には「宝登山ロープウェイ」がお勧めです。

また、Bグルメでは、秩父の「わらじかつ丼」や「豚みそ丼」、長瀞の宝登山麓から湧き出た沢の水を使用したかき氷がお勧めです。特に「阿左美冷蔵」の天然氷で作るかき氷は、ボリュームはありますが、ふわっとやわらかく軽い口どけで体の中にスイスイと入っていきます。
秩父・長瀞には、ライン下りとかき氷を満喫できる夏の季節がお勧めです。