【地酒コラム – 連載中】第33話 ふる里の地酒を愉しむ~新潟編

2022/01/27
日本海に面して東西に長く延びる新潟県の気候は、典型的な日本海側気候で、冬は降雪降水が多く季節風が吹き、夏は高温多湿です。
新潟と言えば、日本一の米どころで有名ですが、県内には100近い酒蔵があり、酒蔵の数も日本一です。新潟のお酒の特徴としては「淡麗辛口」の印象が強いですが、最近は味わい深いお酒も多くなって来ています。
また、新潟が発祥の地である「越後杜氏」は日本三大杜氏のひとつです。

新潟の旅酒の蔵元は、200年以上続く歴史ある酒蔵「妙高酒造」で、「良質な日本酒の生産を通じて、日本酒文化の普及、人々の幸せに貢献する。」を経営理念においてお酒を醸造しています。代表銘柄に、越後富士と呼ばれる妙高山の伏流水を仕込み水に使用した『妙高山』があります。


代表的な郷土料理には、つなぎに布海苔という海藻を使った蕎麦をヘギと言われる四角い器に盛りつけられた『へぎそば』、小口切りにした里芋、こんにゃく、人参、れんこん、銀杏、鮭、いくら、椎茸等の具材を薄い醤油味のダシで煮た『のっぺい汁』があります。『のっぺい汁』は作り方や味付けが地域と家庭でそれぞれ異なり、まさに「新潟のおふくろの味」です。
また、長岡になりますが、新潟の郷土料理と県内の地酒が豊富に揃う居酒屋「魚仙」がお勧めです。

県内の地酒の飲み比べを満喫されてはいかがでしょうか。