【地酒コラム – 連載中】第36話 ふる里の地酒を愉しむ~大阪編

2022/03/10
北は丹波高地、東は生駒山地、南は和泉山脈の三方を山々で囲まれた大阪府は、年間を通じて瀬戸内海式の温暖な気候です。県内には、北摂地区と和泉地区を中心に 18 の酒蔵があり、大阪のお酒は生駒山系などの伏流水を仕込み水に使用した造りで、スッキリとした中辛口が特徴です。“天下の台所”と呼ばれる食文化の宝庫・大阪の日本酒は、どんな料理にも合う「食中酒」が主流になっています。

旅酒の蔵元である壽酒造は、日本最古の銘醸地「摂津富田郷」で酒造りを続ける歴史ある酒蔵で、「料理を引き立たせ、華を添える」という信念でお酒を醸しています。
また、日本酒に加えて大阪では最初のクラフトビールの醸造も行っている酒蔵です。大阪の旅酒は、JR 大阪駅前のビアレストラン「ニュートーキョー」で世界のビールと合わせて堪能できます。

“食い倒れの町”大阪の B 級グルメには、「たこ焼き」、「お好み焼」、「いか焼き」、牛すじ肉を味噌で煮込んだ「どて焼き」、ソース 2 度づけ禁止の「串カツ」などがあります。居酒屋は大阪の下町、千鳥橋にある「酒仙房 金生」がお勧めです。
味は本格割烹、値段は庶民価格で、日本酒に本格焼酎、ワインにウイスキーなどの銘酒が数多く揃っています。
大阪の隠れ家的な居酒屋で、国内のみならず世界の銘酒を満喫されてはいかがでしょうか。
※現在は取扱い休止中です