【地酒コラム – 連載中】第40話 ふる里の地酒を愉しむ~富山編

2022/05/12
北は日本海、三方を立山連峰や飛騨山脈、両白山地の山々に囲まれた富山県は、日本海側気候で冬の寒さは厳しく、県内全域が豪雪地帯に指定されています。
県内には24の酒蔵があり、県内産の良質な酒造米と良質な雪解け水を仕込み水に使用した造りで、富山のお酒は清涼感溢れる淡麗辛口の味わいが特徴です。また、富山県民が県内産のお酒を飲む割合は、全国トップクラスです。富山の黒部にある銀盤酒造は100年以上続く老舗の酒蔵で「心を酔わす酒造り」を経営理念に酒造りに邁進しています。代表銘柄の「銀盤」は、雪国らしい凛とした味わいに仕上がっています。

富山湾は海の幸の宝庫で、富山湾の王者「氷見の寒ブリ」や富山湾の神秘「ホタルイカ」、富山湾の宝石「シロエビ」などが全国的に有名です。 
郷土料理には「ます寿し」や「かぶら寿し」、ご当地ラーメンでは「富山ブラック・ラーメン」が名物です。ブラック・ラーメンは、だしの旨味がきいた濃い目の醤油スープでご飯のおかずになるように考案されたラーメンです。
また、黒部渓谷の玄関口に、日本有数の透明度を誇る「宇奈月温泉」があります。宇奈月温泉は肌に優しく「美肌の湯」とも言われています。

美肌温泉に浸かって、富山の冬の味覚と地酒とのマッチングを満喫されてはいかがでしょうか。

 ※富山の旅酒最新情報はこちら(旅酒45番)をご参照下さい