【地酒コラム】義父の思いやり焼酎

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2020/12/18
「旅酒41番 薩摩」を頂きました。
甘く華やかなフレーバーで、すっきりとした飲み口。ロックで沢山飲めてしまいます。
食中酒と呼ばれる焼酎、家でゆっくり飲むには最高ですね。
その醸造元である大口酒造は、私にとって大変思い出深い焼酎蔵です。

嫁との交際のご挨拶に初めて伺った約2年前、
義父から晩酌に出されたのが大口酒造「伊佐小町」でした。
オレンジ芋を使ったお花のような華やかな香りが衝撃的でした。

伊佐小町
 

緊張していた私を気遣って、優しい味の焼酎を選んでくれたのでしょうか。
その日は義父の秘蔵の焼酎たちをお供に会話も盛り上がり、
すっかり打ち解けられました(焼酎好き夫婦の原点はここからです)。

その感動の翌年、19年10連休のGWに鹿児島を旅行しました。
鹿児島で焼酎ロックを頼むとグラスなみなみで来るんですよ。
現地でお話した方々から鹿児島に対する強い愛をひしひしと感じ、夫婦で魅了されてしまいました。

その時以来でしょうか、自宅の食卓でも焼酎を手放せなくなったのは。
こんなご時世ですが、落ち着いたら必ず焼酎を飲みに鹿児島へ行こうね、と我が家では話しています。


※嫁ではなく「妻」という言い方が常識的に好ましいと思いますが、「嫁」との表現お許しください。私の尊敬する嫁には承認済みです。