静岡の地酒を語る上で欠かせないキーワード、「静岡酵母」。 静岡酵母とは、静岡県開発のオリジナル清酒酵母で、今から約40年前に開発され、 現在7種類が実用化されている。 静岡では富士山や南アルプスの伏流水を使った酒造りが古くから行われてきたが、 以前は香りも味も弱く、評価が低かった。 そこに救世主のごとく登場したのが「静岡酵母」。 この酵母で醸した酒はフルーティーな香りと雑味のないフレッシュな味が特徴で、 食中酒として最適と評価された。 静岡酵母の登場により、静岡地酒の酒質は一気に飛躍し、注目されるようになったのだ。
静岡の地酒は地元飲食店で気軽に飲むことができる。 駿河湾で取れた海の幸とともにゆっくり楽しむもよし、飲み比べて酵母ごとの違いを感じるもよし。 もちろん静岡酵母を使っていない地酒にもおいしいものはたくさんあるのでそちらもぜひ味わってほしい。 旅の思い出に、静岡地酒の味わいを持ち帰ってみてはいかがだろうか?