【地酒コラム – 連載中】第23話 ふる里の地酒を愉しむ~沖縄編

2021/08/11
日本の最南端に位置する沖縄県は、黒潮が流れる暖かい海に囲まれているため、亜熱帯海洋性気候に属し高温・多湿の気候です。沖縄のお酒と言えば、泡盛のことで、県内には48の酒造所があります。その中で唯一日本酒を醸造している酒蔵、泰石酒造は徹底した温度管理のもとで本醸造酒を製造しています。お酒はフルーティーで透明感のある味わいが特徴です。

旅酒の蔵元、玉那覇酒造は八重山最古の酒蔵で、創業以来、伝統の地釜を用いた「直釜式蒸留」にこだわり昔ながらの技法で泡盛を造っている蔵元です。代表銘柄に『玉の露』がありますが、製造から瓶詰までのすべての工程にご夫婦が携わっていることから“夫婦酒”とも言われています。

沖縄の代表的な郷土料理には「ソーキそば」、「チャンプル―」、「ラフテー」、「豆腐よう」、「海ぶどう」、「タコライス」などがあります。また、沖縄の家庭料理が楽しめるお店に、那覇市内では「ゆうなんぎい」が、石垣島には「八重山村」があります。
居酒屋「ゆうなんぎい」のお勧めは、「もずくとゴーヤの天ぷら」、「島豆腐の厚揚げ」、「イカ墨焼きそば」です。居酒屋「八重山村」のお勧めは、「ジーマーミ豆腐」、「石垣牛のバラ焼肉」、「イカ団子」、「ぐるくんおにぎり」です。

南国の異国文化に触れながら沖縄の郷土料理と泡盛とのマリアージュを満喫されてはいかがでしょうか。