【地酒コラム – 連載中】第27話 ふる里の地酒を愉しむ~東京編

2021/10/27
日本の人口の1割以上を占める大都市、東京ですが、酒蔵数はわずか13蔵で、その多くは多摩川沿いに点在しています。東京のお酒は、多摩川沿いの地下水脈から湧き出す中硬水を使用した造りが主流で、飲み飽きしない淡麗な味わいが特徴です。中硬水の仕込み水は、酒造りに適した水と言われています。
東京の旅酒の蔵元、小澤酒造は創業300年を誇る名酒『澤乃井』の醸造元で、
“東京の奥座敷”奥多摩の自然豊かな場所にあります。伝統ある白壁の酒蔵では蔵見学や試飲ができる他、多摩川のほとりにある「澤乃井園」で清流庭園を愛でながらショッピングや散策、食事などを楽しむことができます。

  



東京の旅酒は、古き良き昭和の風情漂う東京の下町、浅草の「四方酒店」で販売されています。店内には角打ち(立ち呑み)スペースがあり、日本酒の飲み比べを楽しむことができます。
また、浅草寺の雷門からほど近い場所に酒と肴のマリアージュを満喫できる居酒屋「〇吉八」があります。店の入り口に新酒ができたことを知らせる「杉玉」が吊るされているのが目印です。
料理は九州地方の郷土料理をアレンジした創作料理が中心で、地酒は九州の本格焼酎がメインですが、旬の日本酒も揃っています。
東京の下町、浅草観光とあわせて居酒屋「〇吉八」でのんびり一杯いかがでしょうか?