【地酒コラム – 連載中】第30話 ふる里の地酒を愉しむ~神奈川編

2021/12/10
関東地方の南西部に位置する神奈川県は、太平洋気候の温暖な地域です。人口は900万人で、東京に次いで全国2位の都道府県です。
現在、丹沢山系から流れ出る相模川や酒匂川の川沿いに13の酒蔵が点在しています。神奈川のお酒は、丹沢山系から湧き出る透き通った水を仕込み水に使用した造りで、繊細な旨味をもつ辛口タイプが特徴になっています。

神奈川(箱根)の旅酒の醸造元「井上酒造」は、創業1789年の老舗酒蔵で、「酒は人柄が造る」をモットーに真心を込めた酒造りを続けている蔵元です。神奈川(箱根)の旅酒は、箱根温泉郷の玄関口にあたる箱根湯本温泉街にある老舗酒屋「酒岳堂」で販売されています。「酒岳堂」は、外観はちょっと目を引くユニークな建物で、店内は神奈川ブランドの地酒や全国ブランドの日本酒、焼酎に加え、世界に名を馳せる銘酒まで多数揃っており、まるで「お酒の博物館」のようなお店です。


また、箱根には江戸時代より「箱根七湯」(箱根湯本、塔ノ沢、宮ノ下、堂ヶ島、底倉、木賀、芦之湯)と呼ばれ親しまれてきた温泉地がありますので、箱根の名湯巡りもあわせて楽しまれてはいかがでしょうか。