【地酒コラム – 連載中】第32話 ふる里の地酒を愉しむ~長野編

2022/01/13
長野県は、北アルプス(飛騨山脈)、中央アルプス(木曽山脈)、南アルプス(赤石山脈)の山々が連なり、内陸県のため夏と冬の気温差が大きい内陸性の気候になっています。また、自然豊かで、米と水、気候といった酒造りの条件が揃っていることから、県内には87もの酒蔵があり、その数は全国2位を誇ります。長野のお酒は、日本アルプスからの恵みの水を仕込み水に使用した酒造りが主流で、まろやかでコク深く、華やかな香りが特徴で、一般的に「濃醇旨口」とも言われています。
長野の旅酒の蔵元は、創業1883年の老舗酒蔵「笑亀酒造」で、「過去を大切に、今に感謝し、新しいものに挑戦する。」をモットーに酒造りに励んでいる蔵元です。

  



また、旅酒は、信州松本の安曇にある地酒専門店「中島屋」で販売されています。「中島屋」は100年以上続く老舗の酒屋で、レストランのような外観ですが、店内には信州の美味しそうな地酒やワインがたくさん揃っています。因みに、長野県はブドウの生産量が山梨県に次ぎ全国2位で、ワイン造りも盛んに行われています。

代表的な郷土料理としては、「信州そば」、小麦粉・そば粉などを水で溶いて練り、薄くのばした皮で小豆や野菜などで作った餡を包んで焼いた「おやき」などが名物です。