【地酒コラム – 連載中】第44話 ふる里の地酒を愉しむ~静岡編

2022/07/07
北には富士山や南アルプスがそびえ、南は太平洋に面する静岡県ですが、太平洋式の温暖な気候になっています。県内には32の酒蔵があり、静岡のお酒は富士山や南アルプス、天城山地の名水を仕込み水に使用した造りで、口当たりがやわらかく辛口の味わいが特徴です。
静岡の旅酒の蔵元、三和酒造は、創業以来300年以上も続く歴史ある酒蔵で、代表銘柄に『臥龍梅』があります。『臥龍梅』は徳川家康公に由来したお酒で、「臥龍」とは地に潜み隠れている龍の意味で、後に天下人になった家康公にも「臥龍」の時代があったことから、それにあやかりやがて天下の美酒と謳われることを願って『臥龍梅』と命名されました。

静岡県のB級グルメには、「静岡おでん」、「富士宮やきそば」、「浜松餃子」などのご当地グルメがたくさんあります。「富士宮やきそば」は、過去の大会でB-1グランプリを受賞しています。
また、静岡県御殿場の特産品に、富士山の湧き水で栽培した「水かけ菜(別名アブラナ科のとう菜)」を漬物に加工した「水かけ菜漬」があります。シャキシャキとした独特の食感と味で、地元では早春の味覚として愛され続けています。水かけ菜漬を刻んでご飯に乗せお茶漬けにして食べると最高です。
静岡県内の地酒とB級グルメのマッチングを満喫されてはいかがでしょうか。